3カ月余りで倍以上 長期化の恐れも…チョコ値上げの一因に“カカオ豆の高騰”か バレンタインにも影響予想
4月から2800品目以上の食品が値上げされますが、その波はチョコレートにも広がっています。値上げの一因とされるのが、主な原料であるカカオ豆の“歴史的高騰”です。 【動画で見る】3カ月余りで倍以上 長期化の恐れも…チョコ値上げの一因に“カカオ豆の高騰”か バレンタインにも影響予想 森永製菓は人気の「チョコボール」を4月から6.5%値上げします。明治は、6月から「きのこの山」や「たけのこの里」をはじめとした54品目について、3%から33%の値上げに踏み切ります。
30代女性: 「結構食べるので上がると大変ですね。困っちゃう」 10代女性: 「買う頻度がちょっと下がっちゃうかなとは思うんですけど。値段を見て決めます」 70代女性: 「好きなので、回数減らしてでも食べたいかなとは思いますけど」 値上げの一因とされるのが、主な原料であるカカオ豆の高騰です。ニューヨーク市場での先物価格の推移をみると、2023年末には4000ドル程度でしたが、4月1日には1万ドルを上回るなど、3カ月余りで2倍以上になっています。
その原因を専門家に聞きました。 チョコレートジャーナリストの市川歩美さん: 「世界の主要なカカオの生産国は、西アフリカのコートジボワールとガーナなんですが、大雨、洪水、干ばつもありまして、カカオの収穫が前の年に比べて3割から4割減ってしまったことが大きな原因とされています」 愛知県豊橋市に本店を構える久遠チョコレートは、看板商品の「QUONテリーヌ」などが人気で、県外からも多くの客が訪れています。
2人組の客: 「東京から、有名だというので来て」 「すごくおいしくて、すごいバリエーションがあるので楽しめるというか。あとはかわいいです」 この店でもカカオ豆の高騰に悩まされていました。 久遠チョコレートの夏目浩次代表: 「昨年きたカカオショックで、だいたい15%ぐらい元々使っていた価格から上がって。この4月にそこからさらに20%ぐらい上がって、また6月にひょっとしたらそれ以上上がるんじゃないかとされていますね。正直大変、本当に大変ですね」