柳田離脱でも盤石のソフトバンク&人気圧倒の日本ハム。両チームの戦力を徹底分析!
オールスターファン投票でも"異変"が起きている。最終結果発表は7月2日とまだ先だが、5月21日以降、土曜日・日曜日を除いて毎日更新される中間発表において、日本ハム勢がDH以外の9部門で1位を占めているのだ。 「新庄剛志監督も『(第1戦の)開催地が(本拠地の)エスコンフィールドHOKKAIDOだから』と謙遜していましたが、今季いい状態なのは間違いなく、3年目でこの戦力を整えた点は評価されるべきです」 そう語るお股ニキ氏に注目選手を聞くと、まず名前が挙がったのは捕手の田宮裕涼(ゆあ)。打率.340でリーグ2位につける、今季ブレイク中の24歳だ。 「『この打撃の急成長ぶりはなぜ?』と本人に聞きたいほど、素晴らしいバッティングを披露しています。スイング軌道が横振りになってストレートに対応しやすくなったのだと思いますが、他球団の選手も田宮本人に話を聞きたいはずです」 続いて「もっと評価されていい存在」とお股ニキ氏が太鼓判を押すのは、田宮と同学年のショート、水野達稀だ。 「守備は以前から評価していましたが、今季は打撃面でも力強さが出てきて、プロ初アーチも記録。殊勲打も多いです」 その水野と共に三遊間を守るサード部門では、本来捕手登録の郡司裕也が1位に輝いている。 「もともと良かったバッティングを生かすためのサード挑戦。キャッチャーは速い球を捕るのがうまく、スローイングも正確なので、サードとファーストは向いています」 そして、得票数で両リーグ1位を独走中なのが万波中正だ。 「インパクトは昨季ほどではないですが、逆に言えばそれだけの安定感とネームバリューがあるということ。今や球界を代表する選手のひとりになりました」 文/オグマナオト 写真/共同通信社、時事通信社