DeNA・東克樹「他の球場と比べて僕の中では入りやすい」自己最多123球も球団最多ハマスタ11連勝お預け
◆JERA セ・リーグ DeNA2―5広島=延長10回=(24日・横浜) 全神経を研ぎ澄ませてマウンドに立った。DeNA・東は何度も得点圏に走者を進められながらも直球とチェンジアップ、カーブを交えながら粘りの投球でピンチをしのいだ。8回2死三塁で小園に適時内野安打を許して、同点に追いつかれたが、8回1失点でマウンドを降りた。 前回登板の17日の中日戦(横浜)では自己最多の123球を投じ、10連勝で遠藤一彦の球団記録に並んでいた。本拠地11連勝はお預けとなったが「粘り強く投げることはできましたが、8回の小園選手のところは自分の失投でもったいなかったです」と汗を拭った。 4回には1死二、三塁のピンチを背負ったが坂倉、宇草を2者連続となる空振りの3球三振に仕留め、意地を見せつけた。 降板後に中継ぎ陣が打ち込まれてチームの連勝は3でストップ。自身5勝目はならなかったが、ハマスタで大歓声を浴びながらの投球に「他の球場と比べて僕の中では入りやすい感覚はある。より神経を研ぎ澄まして、やってる結果がこういった形に表れてるんじゃないかな」と感謝を口にした。偉業達成へ。エースは歩み続ける。(内藤 菜月)
報知新聞社