ITZYインタビュー「強くて可愛いヒーローになって、もっと大きなステージに」
自分の未来はこの手で切り開く、強くて新しい魅力を見せたい
5人組グローバルグループ、ITZYが日本1stアルバム『RINGO』をリリースした。大ヒット中の『SNEAKERS』や『Cheshire』の日本語バージョンの他、日本オリジナルの新曲を4曲収録。キュートで強いアイデンティティのあるITZYの世界観に、童話のファンタジックな要素がプラスされた『RINGO』では、どんな魅力を見せてくれたのか。また日本での過ごし方とは? 来日した4人にインタビュー。 【写真】ITZYのアザーカットはこちら 今回は、YEJIさん、RYUJINさん、CHAERYEONGさん、YUNAさん4人のインタビューとなります。 ──日本1stアルバム『RINGO』が世界中のMIDZY(ITZYのファン)の間で話題になっています。このアルバム、また同名のタイトル曲のコンセプトは? YEJI「私たちの1stアルバム『RINGO』は、童話のストーリーがテーマです。童話に登場する主人公のような生き方をしようということじゃなくて、私たちは自分の物語の主人公だから、自分のストーリーを作っていこう、そんな素敵な意味が込められています。タイトル曲『RINGO』のミュージックビデオにも表現されているのですが、プリンセスだけじゃなくて、女戦士にもなれるというコンセプトです」 ──タイトル曲『RINGO』の歌詞の中でお気に入りのフレーズや、MV撮影で印象に残っていることは? RYUJIN「『未来はこの手の中に』という歌詞があるんですが、この曲の重要な言葉だし、大好きなフレーズです。ミュージックビデオでは、白馬に乗るシーンがあるんですね。スタジオで見た白馬はとても大きくて驚いたのですが、乗ってみると温かくて柔らかくて。とても楽しい撮影でした」 YEJI「私がこの曲のポイントだと思うのは『可愛い顔したHero』という歌詞です。メンバーみんなが可愛いのはもちろんですが(笑)、ヒーローという言葉から、まるで強くてかっこいい物語の主人公になったような気がしました。ミュージックビデオには、女戦士になるシーンがあるのですが、撮影のとき、銃の持ち方や、刀の構え方、立ち回りなど、アクションのレッスンをしてくださったんです。そのおかげで素敵なシーンを撮影することができました」 ──この『RINGO』は童話がテーマになっているというお話がありましたが、幼い頃に好きだったおとぎ話は? CHAERYEONG「小さな頃は、『白雪姫』が好きでした。よく絵本で読んでいたのですが、それがとても可愛くて。今でも大好きな童話です。ハッピーエンドで終わるところがいいですよね」 YUNA「子供の頃、『うさぎとかめ』をよく読んでいました。そのときは、うさぎとカメががんばっているんだなとしか思わなかったけれど、今考えると、教訓を与えてくれる話です。やっぱり、真面目で誠実であることは大切なことです」 ──ということは、カメ派ですか? YUNA「う~ん……。でも、ファンのみなさんが、私の顔立ちがうさぎのようだと言ってくださるので、カメのように真面目なうさぎを目指します!(笑)」 ──レコーディングのときのエピソードを教えてください。 YEJI「『RINGO』は私にとって大好きな1曲なので、曲をいただいたときから、レコーディングが楽しみでした。実は最後の『結末なら自分で選ぶわ』というパートの裏に、ブルルルラァ!という合いの手が入っているんですね。デモを聞いた時は私にできるか不安だったんですけど、私とRYUJINさんがレコーディングして、意外とすんなり上手くできました。こういう表現に挑戦するのも面白かったし、この曲の1つのポイントになったのではないかなと思います」 CHAERYEONG「この曲は全体的に音域が高いんです。私も歌い切れるか心配していたのですが、踊りたくなるような曲調なので、楽しく歌うことができました。レコーディングした後は、カラオケに行ったときのようにすっきり。ストレス発散になりました(笑)」 ──日本語の歌詞でしたが、心配はありませんでしたか? 全員「大丈夫です!」 YUNA「スタッフのみなさんが、親切に教えてくれるので、日本語はばっちりです!」 ──今回、アルバムに収録されている『Trust Me (MIDZY) -Japanese ver.-』は、今年2月に行われた『ITZY THE 1ST WORLD TOUR 〈CHECKMATE〉 in JAPAN』で初披露され、日本のMIDZYにとって思い入れの強い曲です。日本デビューからもうすぐ2年ですが、どんな時に日本のMIDZYからの愛を感じますか。 CHAERYEONG「いつも色々なところでMIDZYからの愛をいただくのですが、一番強く感じるのは、ステージの上にいる時です。ステージからみなさんの表情を見ると、涙ぐんでいる方や、私たちをとても優しい目で見守ってくださる方もいて、私たちもとても感動しています。それと同時にがんばらなくちゃという責任感も生まれます」 RYUJIN「私もコンサートやイベントでみなさんと触れ合うことが大好きなんですが、それだけじゃなくて、 例えば、私たちがアルバムの準備をしている時に楽しみに待っていてくれたり、アルバムをリリースしたらたくさん聴いてくれたり。みなさんが応援してくれること、ひとつひとつがとても嬉しくて、胸が熱くなるし大きな愛を感じています」ITZYだけのカラーに新しい魅力を加えて、もっと大きな舞台に