【びわこボート・GⅢイースタンヤング】強ツケマイで勝負駆けに成功した中島秀治が優出の扉も開く
びわこボートの「GⅢ第11回イースタンヤング」は20日、準優3カードが行われる。 ◇ 気持ちの入った〝一撃〟で第一関門を突破した。勢いに乗った中島修治(28)=滋賀=が絶対に譲れない地元でのファイナル進出へ勝負に出る。 「もうアカンかもと思っていたので、1着が取れて本当によかったです」 予選ラストの4日目7Rは2コースからコンマ07の快ショットを放ち、迷わずツケマイへ。インの佐藤悠(福井)を豪快に沈めて、準優入りへの1着条件だった勝負駆けを見事に成功させた。 相棒は2連対率上位のビナちゃんモーター38号機だが、「スリットで下がることはないし、ターン回りも悪くない。ただ、びわこでいいときの伸びがつかない」と連日、調整に明け暮れた。そして「このままでは内枠の強い先輩には勝てないので、整備を含めてパンチを求めていろいろ考えます」と〝一撃仕様〟も視野に入れて正念場に挑む。 グングンと地力をつけて7月からA1へ初昇格。その前に、これまで通算2回の優勝をともに飾った地元水面で弾みをつけたい。準優10Rは5枠となったが、昨年5月の初Vは5コースからのまくり差しだった。そのイメージでファイナルへの扉をこじ開ける。(倉橋智宏)