【桜花賞】チェルヴィニア開花 躍動感戻り万全の仕上げ 3頭併せ馬なりでラスト1F11秒6
「桜花賞・G1」(7日、阪神) 冬眠していた大器が、春になり目覚めの時を迎えようとしている。アルテミスSを楽勝後、トモの不安で阪神JFを回避したチェルヴィニアが3日、滞在中の栗東CWで復帰戦に向けて最終デモ。3頭併せの真ん中で馬なりながらラスト1F11秒6をマークし、セラドナイト(4歳1勝クラス)と併入、ウンブライル(4歳オープン)には1馬身先着した。 「先週は中身がまだ伴っていなかった分の重たさはありましたが、きょうはフットワークの重たさが解消されていました」と太田助手は良化ぶりに手応えをつかむ。5カ月ぶりの実戦となるが緩慢な印象はなく、シャープに動けている。 主戦のルメールが落馬負傷したため、鞍上は現段階では未定。ただ、そんな不運をはね返す雰囲気がチェルヴィニアにはある。「フットワークの大きさ、質が牝馬離れしている」と同助手も高評価する逸材。いよいよ、大舞台でその実力を証明する。