<森田成一×杉山紀彰>「BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-」インタビュー(2) 「BLEACH」チームが一致団結 第3クールの見どころは?
森田さん 雨竜のこれまで見たことがない動きもあったり。
杉山さん 霊子の矢の表現がすごくきれいで幻想的でしたよね。
◇久保帯人先生の優しさ
--第3クールは見どころ満載になりそうです。
杉山さん 新ブランド「PIERROT FILMS」の制作となって、クオリティーにさらに磨きがかかっています。第1、2クールもすごくきれいでしたが、第3クールはカット数も多いし今回もすごいクオリティーになっています。さまざまなキャラクターが掘り下げられていて、作品の世界をより深く知れると思います。雨竜と一護の関係性も気になりますが、そこだけではない広い視点で作品を楽しんでいただけると思います。
森田さん 確かにカット数が多いですよね。500カット以上あるエピソードもありますし。
杉山さん どのカットもとてもきれいなんですよ。
森田さん スタッフの熱の入れ方がすごい! 久保先生が総監修として毎回、現場にいらして、朝から晩までずっと付き合ってくれるんです。すごいことですよ! 久保先生のスタッフ、キャストに対する思いやり、優しさ、リスペクトを強く感じる現場なんです。それがスタッフに伝わっていて、先生が唸るようなものを作ろう!と一致団結して制作しています。昔から「BLEACH」に携わっている人もいれば、これまで「BLEACH」を見てきた若いクリエーターが一緒になって作っていて、熱量がすごい。
--原作者の久保先生を含めて熱い現場になっているようです。
森田さん 久保先生が、そういう現場作りの先頭を切ってくださることも幸せです。何のために現場に行くのか? よりよい作品を作るために行くという当たり前の話なのですが、重要なことです。それができる僕たちはすごく幸せだし、それだけの自負を持って取り組んでいます。ぜひ楽しみにしていてください。どんどんすごくなります!