全国PTA組織から脱退へ さいたま市協「機能不全」
さいたま市立小中学校などでつくる「さいたま市PTA協議会」が、全国組織「日本PTA全国協議会」から2024年3月末に脱退すると決めたことが23日、分かった。全国協議会に不透明な会計処理があるとして説明を複数回求めたが、十分な回答がなかったのが理由。市協議会は「正常なガバナンス(組織統治)が機能していない状態だ」と批判した。 PTAを解散したら…「楽しい」と笑って活動する親が増えた 保護者にのしかかる負担を減らし、義務・強制をやめる方法とは
市協議会によると、20日の理事会で決定した。全国協議会の22年度予算に計上された約4700万円の赤字などを巡る一連の公開質問に対し、全国協議会が「回答を要する義務はない」と返答。組織全体への不信感が募ったとしている。