明日NBAドラフト。日本人初の1巡目指名有力の八村塁が直前心境を語る「なんか不思議な感じ」
これは予想が難しい。全体11位でティンバーウルブスが指名するという見立てもあるが、今も水面下では、指名権を利用してのトレード交渉が行われている。 昨日も1巡目8位と10位の指名権を持つホークスが、その2つの指名権を軸にニックスの1巡目3位の指名権を獲得しようと試みたが、交渉が成立しなかったと報じられた。 19日には、1巡目2位の指名権を持つグリズリーズと1巡目23位の指名権を持つジャズの間でトレードが成立した。オールスターのマイク・コンリーがジャズに移籍し、ジャズは今年の1巡目指名権などをグリズリーズに譲る形となっている。グリズリーズとしては全体2位でポイントガードのジャ・モラント(マレー州立大)を指名予定で、コンリーの立場が微妙だった。そこでうまくジャズの1巡目指名権も手にしている。 いずれにしても、こうして直前まで駆け引きが続き、指名権はその格好の材料となりうる。 よって、八村がどのチームに指名されるかは、彼の名前が呼ばれたそのとき、初めて分かるのかもしれない。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)