トロサールがアーセナルに足りていない “ジャカ”の役割を担う? ウルブズ戦で示した新たな可能性
守備面での活躍はウーデゴーにも影響か
プレミアリーグ第14節でウルブズを相手に2-1の勝利を飾ったアーセナル。 得点を決めたブカヨ・サカやマルティン・ウーデゴー、アシストを記録した冨安健洋やオレクサンドル・ジンチェンコの活躍も素晴らしかったが、レアンドロ・トロサールの活躍も忘れてはいけない。 この試合、ウーデゴーとデクラン・ライスと中盤の一角を担ったトロサール。2列目からの飛び出しや、狭いエリアでボールを受けて攻撃のリズムを作るプレイも素晴らしかったが、ライスが上がった時のカバーリングや、中盤での守備も光った。 『FootballTransfers』は、アーセナルに足りていないと言われている昨シーズンのグラニト・ジャカの役割をトロサールが担うことができるかもしれない、と報じている。 「普段はトリッキーなアタッカーであるトロサールは多くの汚い仕事をこなし、多くのアーセナルファンにグラニト・ジャカが昨シーズン、レヴァークーゼンに移籍する前に見せたタイプのプレイを思い出させた。トロサールは試合最多の10回ポゼッションを獲得したが、これはオレクサンドル・ジンチェンコを除く他のアーセナル選手の2倍である」 「他のどの選手よりも多くのシュートを放ったという事実は、彼が脅威でもあったことを物語っているが、称賛を浴びたのは彼の守備のパフォーマンスであり、ガナーズの問題解決に貢献した」 攻撃面でももちろん強さを見せたトロサールだが、この試合は守備でも輝いた。トロサールが守備に奔走することで、ウーデゴーがより攻撃に専念でき、アーセナルの司令塔はこの試合6本のキーパスと1ゴールをあげている。 ジャカの不在の影響は今シーズン、度々問題として浮上していたが、トロサールがIHで見せた可能性はこの問題を解決する切り札になるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部