エクスペディアが「2025年の旅行トレンド」を発表。日本の都市も候補に上がった「第二の旅行先」とは?
ホテル選びもグルメ重視に
エクスペディアグループのHotel.comのレビューでは、ホテル内のレストラン、バー、シェフに関するレビューが昨年比で40パーセント増加している。 調査においても、ホテル選びの理由として、世界全体の29パーセントが「有名なレストランのルームサービスがあること」、31パーセントが「ホテルの宿泊客専用のレストランの予約枠があること」を挙げている。 なお、こちらも日本は世界平均と比べて低い傾向にあった。
ロケ地巡りもトレンド継続
「ロケ地巡り」は昨年に引き続くトレンドだ。世界全体では、62パーセントが「映画やテレビ番組に影響されて旅行先を検索したことある」という。 そのうち、「Instagram」をきっかけに旅行先を選ぶ人が43パーセントと最も高い割合なのに対し、日本単体で見ると、68パーセントの「テレビ番組」がそれに取って代わる結果に。
「SNSで見た旅行」でワンクリック購入も
一方、世界全体では約半数にあたる49パーセントが「ソーシャルメディアで見た旅行をそのまま体験したい、予約してみたい」と回答があるように、美容やファッションだけでなく旅行でも、こうした動きは少しずつ広がりを見せている。 エクスペディアでも、アメリカ・イギリス限定でインフルエンサーが実際に体験した旅行プランをパッケージごと購入できる「Travel Shops」をローンチしており、100を超えるプランを公開中だという。 ※この調査はグローバル戦略調査会社OnePoll がエクスペディア・グループの代理で、2024年8月5日~9月2日の期間で世界19地域(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ、シンガポール、韓国、香港、日本)においてレジャー旅行をしたことがある、また今後 33年以内に旅行を計画している成人2万5000名を対象にオンラインで実施したものです。
荒幡温子