藤井聡太vs豊島将之 北海道紋別・将棋名人戦の「勝負飯」37品、地元業者考案のメニュー公開
【紋別】市などでつくる、将棋の第82期名人戦7番勝負の実行委は15日、対局会場のホテルオホーツクパレスで、対局者に提供する「勝負飯」を発表した。市内の18飲食業者が考案した37品をメニューブックに掲載し、藤井聡太名人と豊島将之九段に選んで食べてもらう。実行委は紋別の魅力が詰まった勝負飯のリストを一般公開し、マチのPRにつなげる考えだ。 【動画】滝上でシバザクラ見ごろ 鮮やかなピンク一面に 実行委は4月2~17日、昼食の「勝負メシ」、おやつの時間などの「勝負スイーツ・ドリンク」、2日目夕の「勝負軽食」の3部門を公募した。集まった37品を「紋別らしさを感じられる」などの応募条件と照らし合わせ、全品をメニューブックに掲載することにした。 メシ部門は12品。海鮮りん食堂の「紋別産ずわい蟹いくら重」は同店のかに飯弁当をアレンジ。ズワイガニといくらをふんだんに使い、従業員の桑原正さん(52)は「オホーツクの塩であっさりとした味に仕上げたので堪能して」と話す。
スイーツ・ドリンク部門は20品。レストランマリーナの「アザラシのお昼寝シフォン」は青い皿で紋別の海、シフォンケーキでオホーツクタワー、白玉で流氷を表現した。従業員の阿墨美有紀さん(42)は「紋別の海をイメージして食べて」と話す。
軽食部門は5品。みるとんはうすの「喜多牧場のビーフホットドッグ」は同店の人気メニュー。黒こしょうでピリ辛に味付けたビーフはビールと合う大人のひと品で、取締役の喜多由美さん(52)は「食べ応えがあるので、これを食べて対局者の2人には頑張ってもらいたい」と力を込めた。