2022年大会チャンピオンのブブリクがATPツアー史上初の全試合逆転勝利で今季初優勝 [南フランス・オープン/テニス]
2022年大会チャンピオンのブブリクがATPツアー史上初の全試合逆転勝利で今季初優勝 [南フランス・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「南フランス・オープン」(ATP250/フランス・モンペリエ/1月29日~2月4日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が第4シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)に5-7 6-2 6-3で逆転勝利をおさめて2年ぶり2度目の優勝を飾った。 ~南フランス・オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾ったブブリク選手~ 26歳のブブリクがATPツアーでタイトルを獲得したのは、昨年10月のアントワープ以来でキャリア4度目(準優勝6回)となる。全試合で第1セット落としながらチャンピオンとなったのは、ATPツアー史上初の快挙となる。 競り合いの末に第1セットを落としたブブリクは相手のサービスゲームを2度破って第2セットを取り返し、第3セット第2ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間18分で勝利を決めた。ブブリクはファーストサーブからのポイントを80%の高確率で取り、試合を通して19本のサービスエースを決めた。 「僕は1回戦で負ける寸前まで追い込まれていたのに、今こうしてタイトルを手にしている。1週間を通して応援してくれたファンの皆さんに感謝したい」とブブリクは試合後のオンコートインタビューで語った。 「僕は過去にここで優勝した偉大なチャンピオンたちを目にしてきた。スタジアムの中には(2022年に勝ったから)僕の顔もある。このままこのようなプレーを続ければ、もっと多くの写真を飾れるかもしれない。本当に幸せだよ」 この勝利でブブリクは、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高の23位に浮上した。 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのサディオ・ドゥンビア/ファビアン・ルブール(ともにフランス)が第4シードのアルバーノ・オリベッティ(フランス)/サム・ワイスボルン(オーストリア)を6-7(5) 6-4 [10-6]で倒してコンビ2勝目を挙げた。
テニスマガジン編集部