少女たちの“咲き誇る”姿を圧巻のアクションで熱演!舞台「スパイ教室」開幕【ゲネプロフォトレポート】
『スパイ教室』シリーズ初となる舞台化作品である舞台「スパイ教室」が本日1月20日(土)~28日(日)まで銀座博品館劇場(東京都中央区)で開催中。開演に先立ち、本作のゲネプロ公演が上演前日に行われた。 【画像】少女たち演じる役者陣によるアクションシーンに注目!公開ゲネプロ写真特集(全20枚) 『スパイ教室』とは2020年よりファンタジア文庫(KAKDOKAWA)より刊行され、シリーズ累計発行部数135万部を突破している、竹町による人気ライトノベル。2023年1月~3月にTVアニメ1st seasonが、同年7月より2nd seasonがそれぞれ放送されており、アニメ放送後の同年10月に今回の“2.5次元”舞台化が発表されていた。 本作は各国が"影の戦争"を繰り広げる世界を舞台にしたスパイアクション作品として、“世界最強”と称される敏腕スパイ・クラウスが死亡率九割を超える《不可能任務》を専門とするチーム「灯」を創設することから始まる。銀髪の少女・リリィはそんな「灯」のチームメンバーに選出されたものの、自身含めメンバーはみな養成学校で“落ちこぼれ”とみなされた少女ばかりである事実に直面する。この現状に危機感を抱くリリィたちは後日、クラウスより「僕を倒せ」という実戦形式の訓練を言い渡され、遂には《不可能任務》も任せられることとなり…というストーリーが展開される。
作品とマッチした舞台ならではの臨場感
8日間にわたり全13公演が予定されている本舞台では、そんな原作やアニメのストーリーを踏襲しつつも、単独公演で完結する脚本が組まれており、舞台ならではの臨場感と2.5次元ならではの高い再現度とが相まって、“新たなスパイ教室”を感じさせるような100分間が繰り広げられていた。 キャストについては、本作で中心的に描かれるチーム「灯」の面々やその周辺キャラクターを舞台経験豊富な役者陣が熱演。特に、スパイ「クラウス」を演じる蓮城まことさんは女性の役者であり、男性声優が演じていたアニメとはまた一風変わった魅力を引き出している。 演出面においては“1ステージで物語が進行する”という舞台の特性上、映像や漫画といったメディアよりも表現方法が限られる…のかと思いきや、場面転換を有効活用した演出の数々に驚かされたり、プロジェクションマッピングと役者のパフォーマンスを組み合わせたアクロバティックな戦闘シーンが展開されたりと目を見張る一幕が多数見受けられた。