ニースの堅守を支えるトディボ

今年9月にはフランス代表デビューも飾ったトディボ photo/Getty Images

チェルシーが、チームの絶対的な“守備の要”の退団に備えて、早くも動き出しているようだ。 今夏にマウリシオ・ポチェッティーノを新監督へ迎え入れ、リーグ戦で12位に低迷した昨季の汚名返上を狙うチェルシー。しかし、今季もスタートからいまいち調子が上がらず、11試合消化した時点で4勝3分4敗の勝ち点「15」と、10位に沈んでいる。 一方で、苦しいチーム状況の中でも、奮闘しているのがブラジル代表DFチアゴ・シウバである。9月に39歳の誕生日を迎えたこの大ベテランは、加入4年目を迎えた今季も、ここまでリーグ戦全11試合にフル出場。守備の要としても、精神的支柱としてもチームを支えているのだ。 ただ、若い選手が多いチェルシーにおいて、必要不可欠な存在となっているチアゴ・シウバも、チェルシーとの契約は今季終了まで。こういった状況もあり、将来が不透明となっている。そして、今夏にも母国ブラジル復帰などが噂されていたことから、チェルシーはチアゴ・シウバの代役を模索しているという。 そんな中で、英『THE Sun』によると、チェルシーはチアゴ・シウバの代役候補として、リーグ・アンで2位につけるニースのフランス代表DFジャン・クレール・トディボに注目しているとのこと。同メディアは、資金調達は問題なさそうだが、今夏にトディボの獲得に動いていたとされるマンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦が行われるのではないかと予想している。 現在23歳のトディボは、今季ここまで4失点と、堅守を誇るニースの守備において欠かせない存在。今年9月にはフランス代表デビューも飾った逸材だ。チアゴ・シウバの去就を含めて、今後の動向に注目が集まる。