ウィリアム皇太子

2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃したのを受け、ケンジントン宮殿はウィリアム皇太子とキャサリン妃に代わって、「事態の展開に深く心を痛めている」と攻撃を非難する声明を出した。それに続いて2024年2月20日、ウィリアム皇太子は紛争による人々の苦悩について理解を深めるため2カ所を訪問するにあたり、次のような個人的な声明をリリースした。 【写真】家では三児の父！ウィリアム王子が「最高のパパ」だとわかるベストモーメント 「10月7日のハマスによるテロ攻撃以来、私はこの中東における紛争でひどく犠牲者が出ていることを深く憂慮しています。あまりにも多くの人々が亡くなりました。多くの方と同様、私もできるだけ早く戦争が終わってほしいと思っています。ガザへの人道支援を増大することが是が非でも必要な状態です。援助が届き、人質が解放されることが非常に重要です。このように甚大なスケールの人的被害に直面して初めて、永続的な平和がもたらされることの重要性がわかります」 そして、「最も苦しい時でも、私たちは屈してはなりません。私は引き続き、今より明るい未来がもたらされるという希みを捨てず、断固諦めません」と結んでいた。 ウィリアム皇太子は、人道支援について話を聞くため英国赤十字本部を訪問するにあたたり、この声明をリリース。皇太子は、現地でガザ地区での人道支援を指揮しているチームとビデオ電話を通して話をした。

赤十字国際委員会のシニア・クライシス・マネージャー、パスカル・フントのガザからの電話を聞くウィリアム皇太子

来週はユダヤ教の礼拝堂を訪問し、憎悪や反ユダヤ主義に立ち向かっている若者たちと会話する予定になっている。が、この訪問についての詳細は解禁されていない。 「皇太子と皇太子妃は2023年暮れからの事態の展開を深く憂慮し、犠牲者とその家族や友人たちに思いを寄せ続けています」とケンジントン宮殿は声明で述べた。腹部の手術で静養中のキャサリン妃は現在、公務に就いていない。昨年10月、ウィリアム皇太子はイギリスのユダヤ教首席指導者エフライム・マーヴィス氏に宛てた個人的な手紙の中で、2018年のイスラエル訪問を振り返り、「やがて、平和を求める声や共通の理解と共存が再び現れることを強く望みます」と書いた。 国王もこれまでに、マーヴィス氏やガザを含め中東で活動している慈善組織の代表と会ったことがある他、イスラエルのヘルツォグ大統領とヨルダンのアブドゥッラー国王とも話をしている。