桑田佳祐が“今でも大事にしている言葉”とは?「うまくいかなくても、なるようになるんだよね」
TOKYO FMをはじめJFN全国38局が毎年“文化の日”に送る全国ネット特別番組「FM FESTIVAL」。2023年度は、11月3日(金・祝)に『FM FESTIVAL 2023 サザンオールスターズ デビュー45周年!「サザンとわたし」スペシャル』が放送されました。 デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズをお祝いし、全国のリスナーから「サザンオールスターズと自分の人生が大きく交差した忘れられない思い出エピソード」とリクエストを、「サザンとわたし」というテーマで募集。サザンの名曲の数々とともに紹介していきました。番組では、進行の住吉美紀が桑田佳祐さんにロングインタビューを実施。ここでは、今年9月にリリースされた楽曲「Relay~杜の詩」の制作エピソードや桑田さんの“座右の銘”について語ってくれました。
◆歌に伝えたいことを込めて届ける
2023年9月18日(月・祝)にサザンオールスターズ3ヵ月連続配信の最後を飾る曲としてリリースされた「Relay~杜の詩」。この楽曲にはどのような思いが込められているのでしょうか? 桑田:曲って“自分のことを歌う”“きみのことを歌う”とか(いろいろなパターンが)あるじゃないですか。この曲に関しては、僕がいつも一緒に仕事をしている若いスタッフに「自分1人で世の中を断じるのは怖いから、みんな相談に乗ってくれない?」って感じで(始まりました)。 坂本龍一さんが神宮外苑再開発に憂いていらっしゃることを僕は後から知ったんですけども、そのことについて、若いスタッフたちと一緒に考えてみる題材にしようかなと思ったんです。それに、ミュージシャンとして“坂本さんはこんなことをおっしゃっていました。それについて僕はこう思うんです”という歌があってもいいかなと。 今回のリレーの主人公は、我々以降に生きていく若い人たち、もしくは先達たち。そういった人々の思いが神宮外苑に集約されるのかなと思います。