毎日同じ時間に起きる“猫アラーム”で「体内時計」をリセット!【大切なことはすべて猫が教えてくれた】
猫って、Going my way。だからこそ、ブレない生き方の大先生。 今この瞬間に集中する――そのマインドフルな姿には、学ぶことがたくさん。 【写真】マインドフル猫 猫の運動会に学ぶ「ストレス耐性」の高め方 猫は早起きが得意? それとも苦手?
猫は早起きが得意! 日の出とともに、野性の血が騒ぎだす!?
シンとした寝室の静寂を破る、「ニャーッ!」という元気いっぱいの鳴き声。世に言う、“猫アラーム”に起こされるのは、飼い主の宿命でもあります。 しかも、その時間がまあ早い! 猫たちはとっても早起きなうえに、ほぼ毎日同じ時間に起こしにきます。時計を読めない彼らは、一体どうやって時間の感覚をつかんでいるのでしょうか。 理由の1つとして挙げられるのは、“薄明薄暮(はくめいはくぼ)”という、明け方と夕暮れに活発に行動する猫本来の習性です。この時間帯は、猫たちの獲物となる小動物が活動を始める頃合いであり、野生の本能で狩りの血が騒いでいるのではないか……、という説があります。 そのため、たとえヒトに付き合って夜更かしした次の日であっても、猫たちは日の出とともに起きることができるようなのです。 また、この起床時間を揃える行為は、睡眠リズムの乱れや、なかなか抜けない疲労感、倦怠感、食欲不振、さらには集中力の低下にもつながる体内時計の狂いをリセットするのに効果的な、素晴らしい健康習慣だということもわかっています。 とはいえ、「朝は苦手」「猫のように、毎日同じ時間に起きるのは難しい」というヒトは多いでしょうし、休日は寝だめをしたくなることだってありますよね。そんなときは、アラームのスヌーズ機能を活用したりして、起床時間の誤差をできるだけ小さくすることから始めてみると、生活リズムが整いやすくなるのではないでしょうか。 「日光浴もセットにすると、もっと効果的だよ!」と、窓辺で朝日を浴び、ヒゲをキラキラさせながら、猫たちはこんなふうに語りかけているのかもしれません。 今日も猫にならって、マインドフルな1日を。 ミモレ「マインドフル猫」連載、楽しんでいただけていますでしょうか? みなさまのマインドフル猫な瞬間もぜひ教えてください。あなたの愛猫ちゃんの素敵なお写真とともに「#マインドフル猫」をつけてインスタグラムにポストしてみてくださいね! 文/高木沙織 編集/吉川明子
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