積極的に食べるべき「脂質」を栄養士が指南
90年代には、「低脂肪」と謳う食品がズラリと並ぶようになった。フロリダ州ウェストパームビーチにあるパームビーチガーデンズメディカルセンターに勤務する管理栄養士のレナ・バコビッチいわく、当時の私たちは、不飽和脂肪酸として知られる体にいい脂質があるなんて知らなかった。体は文字通り、この脂質なしに生き延びることはできない。 【写真】今日から使いたい6種類の「油」 最もヘルシーなのは? 「脂肪がなければ、体はビタミンA、D、E、Kといった脂溶性ビタミンを吸収することができません。これらのビタミンは、日々の身体機能に不可欠な栄養素です」とバコビッチ。「それに脂質は、満腹感や満足感をもたらしてくれますし、料理をさらに風味豊かで満足感のあるものにしてくれます」 今回は、積極的に食べるべき5種類の脂質源と、そのオススメの食べ方を栄養士たちが教えてくれた。
サーモン
マグロやサーモンのような脂身の多い魚はオメガ3脂肪酸の優れた供給源であるため、モデルはこれらの魚を少なくとも週に2回は摂取するように勧めている。 オメガ3脂肪酸を多く摂り、水銀を減らすためのモデルからのアドバイスは、できるだけ養殖サーモンではなく、天然サーモンを選ぶこと。 3oz(約85g)当たり:142kcal、脂肪6g (飽和脂肪1g) 炭水化物0g、砂糖0g、ナトリウム347mg、食物繊維0g、タンパク質20g
アボカド
心臓にやさしい不飽和脂肪酸として絶賛されているアボカドだけれど、体にいい理由はそれだけにとどまらない。「多くの人が気づいていないのは、アボカドは食物繊維が豊富であり、バナナよりも多くのカリウムを含んでいることです」と話すのは、ダイエットアプリ「Lose It !」の管理栄養士、ケリ・マクグレーン。 「ひよこ豆、レモン汁、少量のフェタチーズとアボカドをマッシュして、全粒粉クラッカーやサワードウにのせて食べるととっても美味しいですよ」とマクグレーン。 50g当たり:80kcal、脂質7g、炭水化物4g、糖質0g、ナトリウム3.5mg、食物繊維3g、タンパク質1g