台湾地震、死者13人に…孤立地域からの避難進む 連絡取れない6人の捜索に全力
日テレNEWS NNN
台湾東部沖を震源とする地震で6日、新たに1人の死亡が確認され、亡くなった人は13人となりました。一方、地震で寸断された道路の一部が開通し、孤立していた人々の避難が進んでいます。 解体が行われているビルですが、倒壊の恐れが出てきたということで、作業が一時中断しています。 3日に起きた地震で、下層部が押しつぶされ傾いたビルでは、周囲の安全を確認しながら、解体作業が進められています。 花蓮では、ほかにも複数の建物が損壊していて、自宅に住めなくなった住民たちは、避難所などでの生活が続いています。 自宅が損壊した夫婦 「私は部屋の中に30分間閉じ込められた」 「思い出の品はなくなってしまったけれど、家族との美しい思い出は今も心の中にある」 この地震では6日、新たに1人の死亡が確認され、地震で亡くなった人は13人になりました。また、6人と連絡が取れていません。息子家族と連絡が取れておらず、救出を待っている女性が、胸の内を語りました。 息子家族の救出待つ人 「(息子)家族5人が取り残されて、まだ出てきていない」 「早く助け出して欲しい。居場所は特定されているから」 山間部の観光地・太魯閣峡谷を中心に、5日まで600人以上が孤立していましたが、6日、道路が一部開通し、取り残されている人は、およそ350人になりました。 救援隊は残る人々の避難を急ぐと共に、行方不明者の捜索に全力を挙げる方針です。