日本の島でタコを食べる機会に恵まれた米国人取材班、味の感想があまりに衝撃的だった
「日本の村に暮らす」のために愛媛県松山市の二神島でタコつぼ漁を見学
笑顔の男性が手に持っているのは、タコつぼ漁に使う仕掛け。漁の準備のため、およそ100個のつぼを縄でつないでいるところだ。これを海に沈め、隠れ場所を求めてつぼに入ったタコを捕まえる。 【動画】タコなのか、それともイカなのか…目玉がかわいすぎる生き物、深海で見つかる ここは愛媛県松山市の二神島。米国から来日した取材班は1972(昭和47)年5月号の特集「日本の村に暮らす」のために二神島に滞在し、この男性と妻がつぼを引き揚げる船に乗せてもらった。 漁期の初めにもかかわらず、200個ほどのつぼに40匹のタコが入っていた。そのなかの1 匹に腕が7本しかないのを見た取材班は、飢えたタコが自分の腕を食べる習性があることを知り、「タコの共食い」という日本語の表現を教わった。 その後、二神島のタコを食べる機会に恵まれた取材班。だが、「ゴムみたいで味がない」というのが彼らの感想だった。 ※この記事はナショナル ジオグラフィック日本版2024年4月号に掲載されたものです