「すごい人」「プロ志向」メンタル弱めな彼女におだてられ心を許したら…悲惨過ぎる結末
仲の良い友達と知り合った場所は
20代~60代の男女500人に訊いた「友達」に関するアンケートで、「一番仲良くしている友達は、どこで知り合った人か?」の答えは、1位が「高校」(14%)、2位は「大学」「職場」(14%)が同数だった。 【漫画を読む】「メンタル弱めのかわいそうな子」がクラスの中心人物になり上がるまで 「友情を長続きさせるために、努力していること」については、 「相手を思いやる」(28歳女性/その他) 「悪口で話題をつくらない。否定をせず同調する」(53歳女性/主婦) 「金は貸さない」(33歳女性/会社経営・役員) 「言いたいことはきちんと言う」(38歳女性/出版・マスコミ関係) などが上がる(子育て世代の「暮らしのくふう」を紹介するkufuraより)。 一方で、「これまでに友達と疎遠になった経験があるか」という質問については、9割近くが「ある」(「よくある」22.4%、「たまにある」41.6%、「ある」25.9%)と回答。なんらかの原因で仲の良かった友達と疎遠になる経験は、多くの人がしているようだ。 『怖いトモダチ』(岡部えつ 原作・やまもとりえ 漫画 / KADOKAWA)には、友達だと思っていた「相手」に心を許し、裏切られ、すべてを失った女性が登場する。 信頼を裏切り、すべてを奪い、「知り合った」場からも女性を追い出したその人とは、中川ルミン。 「幸せになりたい人は誰でもウェルカム」を謳うオンラインサロンを主宰する、人気エッセイストだ。
2つのエピソードのうち、真実はどちらか
5月よりスタートした連載の第11話。 漫画『怖いトモダチ』は、ルミンにまつわる光と影のエピソードが交互に紹介され、その本性を見極めるかのようにストーリーが展開する。 メンバーの悩みに寄り添い、サロンのメンバーにポジティブで聡明なアドバイスを与えるルミン。クラスメイトがいじめで不登校になったことを憂い、クラス全員で彼女に手紙を書くことを提案して、不登校から立ち直らせた中学時代のエピソード。 他方、オンラインサロンのメンバーの一人に、自分の文章を剽窃したと言いがかりをつけ、一方的に批判し、サロンから追放したことや、婚約者のいる男性と略奪婚するも、彼の実家が経営する会社が思い通りに動かせないと知るや、東京の文芸教室に通い出し、慰謝料をもらって離婚した過去も暴かれる。 ルミンの過去の「いい話」はどこまで信じられるのか。ルミンを恐ろしい人間と呼ぶ者の話は、すべて真実なのだろうか。 第11話に登場する馬場さんは、田舎から上京したルミンが文章を学んだ、文芸教室の仲間の一人だった。 初対面のルミンの印象は、先生に酷評されて涙を浮かべる「田舎から来てるメンタル弱めのかわいそうな子」。 だが、そんな「ダサい」ふるまいも、ルミンの筋書きのうちだったのかもしれない。 やがてルミンは教室の中心人物となり、毒舌の岡田先生にも何かと目をかけられるようになる。