【SF結果】元王者の野尻がロケットスタート決めて白星発進! 18歳Jujuは17位でデビュー戦を完走
日本レース界の最高峰に位置するスーパーフォーミュラの2024年シーズンが鈴鹿で開幕した。有力ルーキーが複数参戦するなど例年以上に注目度の高い開幕戦で、過去に連覇を果たした王者がしっかりと強さを見せた。 全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)は3月10日、三重県の鈴鹿サーキットで2024年開幕戦の決勝レースを開催。野尻智紀(TEAM MUGEN)が優勝を飾った。 【画像ギャラリー】スーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿 2024年のSFには12チーム、21名のドライバーがエントリーしている。2023年王者の宮田莉朋らが国外に活動を場を移した一方、昨季のFIA F2選手権を制したテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)や同4位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)など4名がSFに新規参戦。なかでも、今年2月に18歳になったばかりのJuju(TGM Grand Prix)は日本人女性初のSF参戦ということもあり注目を集めた。 9日に行われた予選では、1分35秒789を記録した阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が自身初のポールポジションを獲得。2位には太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3位には野尻が入った。 10日の決勝はドライコンディションで実施された。 スタートでは3番グリッドの野尻が好発進。1~2コーナーをトップで通過した。 2周目にはS字で国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と小高一斗(KONDO RACING)が接触するアクシデントが発生。セーフティカーが出動した。 6周目にレースが再開され、タイヤ交換が可能となる10周回が終了すると、4番手の山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)、翌周には5番手を走っていた山下健太(KONDO RACING)がピットに入った。トップを行く野尻は13周を終えてピットイン。アウトラップで山下に迫られたもののポジションは譲らず、タイヤ交換を済ませたドライバーの首位に立った。 その後、堅調に周回を重ねた野尻は全車がピットインを終えた時点でコース上の順位でもトップとなってそのままフィニッシュ。2021年、22年の王者が2024年最初のウィナーとなった。 2位は山下。3位には昨シーズンのスーパーGTシリーズでのクラッシュで負ったケガから復帰した山本が入った。 ルーキー勢の最上位は9位となった岩佐。Jujuは17位で完走を果たした。 SFの2024年シーズン第2戦は、5月18日~19日、大分県のオートポリスで行われる。 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1戦鈴鹿 結果 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 ドライバーズランキング 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 チームスランキング
MotorFan編集部