債券は上昇か、地政学リスク高まり米長期金利低下-安全資産選好
(ブルームバーグ): 15日の債券相場は上昇が予想されている。イスラエルとイランの対立が激化する中、資金の逃避先として米国市場で国債が買われた流れを引き継ぐ。
イランの攻撃実施、市場に新たな波乱リスク-警戒される報復の連鎖
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、リスク回避の動きが続き日本市場でも「安全資産に対する需要から国債が買われるだろう」とみる。ただ、日本銀行の追加利上げへの警戒感は消えておらず、上値を抑える要因になるとの見方も示した。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.81~0.84%(12日は0.86%で終了)、先物中心限月6月物は144円40銭~144円70銭(同144円35銭)。
先物夜間取引で6月物は12日の日中取引終値比20銭高の144円55銭で終えた。
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Masahiro Hidaka