『エイリアン:ロムルス』キャスト、チェストバスター登場シーンは演出知らずに撮影していた
メガホンを取ったフェデ・アルバレス監督は、アイリーンの身体のレプリカを2バージョン製作したと証言。1作目でチェストバスターの犠牲者となったジョン・ハート(ノストロモ号のクルー・ケイン役)と同様のやり方で撮影を行った。
「チェストバスターの小さいバージョンを用意し、彼女(アイリーン)のサイズに合うようにしました。それから、歯や血など細部までよく見えるクリーチャーのクローズアップ用に少し大きなバージョンも用意しました」と続けたアルバレス監督。最新作では、エイリアンの皮膚の色素が変化する新たな演出にも挑戦しており「クリーチャーのドームに黒いインクを注入するというアイデアを思いつきました。そのシーンでは、クリーチャーが黒くなり始め、色素沈着がクリーチャーを覆っていくのがわかるんです。だから製作には多くの複雑なレイヤー(要素)がありました。多くの人と時間が必要でした」と振り返っている。(編集部・倉本拓弥)