早大卒帰国子女アナが“異例”の「ミス着物美女」に グランプリに輝いた竹内紫麻が誓うさらなる飛躍
「フォーマルウェアコンテスト」和装部門でグランプリ受賞
フォーマルウェア文化を広めるべく、一般公募より勝ち抜いたファイナリストからグランプリを決定する「2024JFCAフォーマルウェアコンテスト」が7日、都内で開催された。キャスターの竹内紫麻が、和装部門として「ミス・きもの美女」のグランプリを受賞。グランプリに輝いた喜びと今後の抱負を語った。(取材・文=猪俣創平) 【写真】レーシングスーツから艶やかに…「ミス・きもの美女」竹内紫麻の全身ショット 「ミス・きもの美女」ファイナリストとしてコンテストに臨んだ竹内は現在、TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』でのレポーターや、J SPORTSと公式映像にて「SUPER GT」のピットレポーターも務めている。この日の会場では、番組で共演しているラジオDJでナレーター・サッシャと共に日頃から培った“現地レポート”を披露した。 「いつもレースの番組で、スタジオにいるサッシャさんと私との掛け合いがあるので、今回の会場からのレポートバージョンをやりました。客席の方にもインタビューして、その声を紹介した後で、『私はレポーターとしてではなく、ファイナリストとしてこのあと参加しますので、よろしくお願いします』みたいな感じに、いつもテレビで一緒にやらせていただいてる掛け合いを披露できました」 その後は、ウォーキングを披露して、そのまま自己PRの時間に。キャスターが本業のため、ウォーキングはこの日のためにレッスンに励んだといい、「学生時代にファッションショーなどに学生モデルとして出させていただいたことはありましたけど、この仕事を始めてから一切やってないので、もう全然です(笑)。ウォーキングレッスンもしたことなかったので、今回のために通ってプロの先生に教えていただいて、着物でのウォーキングもさらに難しかったです」と振り返る。 自己PRでは帰国子女ならではの経験もアピール。「私としては、ドバイに3年間、高校のときに住んでいたので、英語が全くしゃべれなかったときにそういう着物や、日本の文化を話すことで仲良くなれたので、今後どうやって日本の着物であったり、フォーマルウェアであったり、国や文化について、グローバル化が進んでる中で国内外に発信していけるようになりたいと自己PRをさせていただきました」。 そして見事、「ミス・きもの美女」部門のグランプリに輝いた。発表の瞬間は「もう最後の最後まで名前が呼ばれなかったからどうしようと不安になったんですけど、最後に名前が呼ばれてすごくホッとしたのと、うれしかったです」と笑顔が弾ける。 早稲田大卒業後、キャスターとしての活動を始めた竹内は、競馬場やグリーンチャンネルなどで流れる競馬番組『タートピッ!~Turf Topics~』で関東レポーターも務めた。現在も競馬仕事のオファーがあるといい、海外ジョッキーが集うワールドオールスタージョッキーズでは堪能な英語を駆使した同時通訳のインタビューもこなした。そんな竹内が今回、コンテストに参加したきっかけは「新しいチャレンジをしたい」という思いからだった。 「私もドレスや着物といったフォーマルでおしゃれなドレスや衣装を着ることがすごく好きだったから、初めてのチャレンジとして挑戦してみたいと。今やっているTBSラジオも7年目で、GTも6年目と長くレギュラーをやらせてもらっていますし、競馬にもいまだに携わらせてもらっているので、自分の中で長く続けているお仕事が積み重なってきたタイミングで、何か新たな挑戦をしたいという気持ちがあったので、今回参加することを決めたんです」 キャスターとしての自身について「もともとグラビアもやったりとか、セント・フォースに所属しながら雑誌『プレイボーイ』に出たりと堅い仕事だけじゃなく、いろんな仕事に興味を持っているタイプです」とした上で、今回の受賞に喜びとともに今後への意気込みも語った。 「今回の出場もアナウンサーが司会としてではなく『ミス・きもの美女』部門に参加するのは異例だと思うんですけど、いろんなものに挑戦して、自分の仕事の幅を広げていけたらいいなって思っています」とキャスターとしてさらなる飛躍を誓った。 □竹内紫麻(たけうち・しま)1991年12月23日、神奈川県出身。早稲田大国際教養学部卒業後、キャスターとして活躍中。学生時代にドバイやアメリカで生活したこともあり、英会話が特技。現在は「SUPER GT」オフィシャルレポーターを務め、J SPORTS『GTV2020 ~SUPER GT トークバラエティ』、TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』に出演中。
猪俣創平