「日本卓球の未来は明るい」女子3枠目を射止めた“15歳の天才少女”張本美和に海外記者が熱視線! 日本独自『ポイント制の選考方法』に興味も
東京五輪メダリスト伊藤美誠は落選
日本卓球界の逸材が早くも注目を浴びている。 2月5日、日本卓球協会は今夏のパリ五輪代表選手を発表した。すでに代表に確定していた男女シングルスの代表各2人に加え、3枠目の団体戦代表として、女子は1月の全日本選手権で準優勝した張本美和(木下グループ)を選出した。 【PHOTO】早田ひな、平野美宇、張本美和...女子卓球界が誇る“異次元の天才”たちを一挙にチェック! 2年に及んだ代表選考レースは、ついにピリオドが打たれた。強化本部は東京五輪で金、銀、銅のメダル3つを獲得した伊藤美誠(スターツ)ではなく、パリ五輪までの期間で伸びしろが期待できる15歳を抜てきした。 女子代表の渡辺武弘監督は選考理由の一部に「ダブルスが組め、シングルスもダブルスも活躍できる選手」として張本を推薦。伊藤との比較については「本当に悩んで、悩んだ」と難しい選考だったことを踏まえたうえで、昨年1年間の戦いぶりや上位選手との成績を総合的に見ながら結論を出した。 熾烈な五輪代表選考を終えた日本の顔触れは海外でも話題になっている。カナダの英語専門チャンネル『Business News Network(通称BNN)』のサルマン・カーン記者は「15歳のミワ・ハリモトが、3度のメダリストであるミマ・イトウとの選考レースを制し、卓球のオリンピック日本代表に選出された」と報じ、15歳の代表入りに驚きを隠せないでいる。 同記者は「女子代表にはヒナ・ハヤタ(早田ひな)、ミウ・ヒラノ(平野美宇)とともに15歳の天才少女が選ばれた。この選考は、2021年東京オリンピックで混合ダブルス金メダルを含む3度のメダリストよりも、ハリモトが優先されたことから、大きな関心を呼んでいる」と記し、”女子シングルスの3枠目”には誰が選出されるのか。日本国内で大きな話題になっていたと補足した。 日本独自な『ポイント制の選考方法』については「この方式は、国際舞台で戦う日本代表として最もふさわしい調子の良い選手を確保するために導入された」と紹介。「ユニークな選考方法」として興味を注いでいた。 同メディアの国際スポーツ特派員として、あらゆるスポーツ分野に精通しているカーン記者は「東京五輪で日本の成績は、女子団体で銀メダル、男子団体で銅メダルを獲得し、それは称賛に値するものだった。パリ五輪では女子団体にミワ・ハリモトが入ったことで、日本の未来は明るいように見える」と展望。若いプレーヤーが育っている日本が打倒・中国に向けて「最も手ごわいライバルになる」と予測している。 無限の可能性を秘める張本。パリ五輪が開幕する間、15歳はどんな成長曲線を描いていくのだろうか。興味は尽きない。 構成●THE DIGEST編集部
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