両陛下 輪島市の避難所を訪問 一人ひとりに声を掛け…被災地をお見舞い
日テレNEWS NNN
能登半島地震のお見舞いのため、石川県を訪問中の天皇皇后両陛下は、輪島市の避難所を見舞われました。中継です。 記者「天皇皇后両陛下は、輪島市の避難所で腰を落とし、目をまっすぐ合わせながらそこにいた全ての人に声を掛け、体調や生活を気遣われました。話している間、被災した皆さんの表情がやわらかくなっていくのが印象的でした」 天皇皇后両陛下は、22日午後、能登半島地震で100人以上が亡くなった石川県輪島市内に入られました。 輪島市長の説明を受けながら、大規模な火災が発生した「輪島朝市」を視察し、両陛下は深く長い拝礼をされました。続いて沿道に市民が大勢見守る中、避難所となっている「輪島市ふれあい健康センター」に移動されました。 ここは、今も64世帯105人が暮らす避難所で、両陛下は、被災した人たち一人ひとりに声を掛け、見舞われました。 陛下「おケガは大丈夫ですか?」 被災者「はい、大丈夫です」 皇后さま「お二人暮らし?」 被災者「はい、そうです」 皇后さま「お母さんと?」 陛下「大変でございましたね」 このフロアには30人ほどがいましたが、両陛下は一人ひとりの前に座り込んでまっすぐ目を見ながら「怖い思いをされたのではないですか」「こちらの生活はどうですか」などと全員に丁寧に言葉を掛けられていました。 その後、地震発生後から対応にあたった消防団員や警察官に対しても「大変ご苦労されましたね」とねぎらわれていました。 このあと、両陛下はヘリで再び移動し、2か所目の目的地、珠洲市を見舞われます。