パリ五輪期間中、SNSで選手への暴言809件…世界陸連「選手に破滅的な影響を与えかねない」
陸上の国際統括団体「ワールドアスレチックス(世界陸連)」は31日、今夏のパリ五輪期間中にSNS上の投稿やコメントを調査した結果、選手に対する暴言が809件あったと公表した。
人工知能(AI)を活用し、1917選手のX(旧ツイッター)やインスタグラムなどのアカウントを監視。809件のうち、性的な暴言が30%、人種差別が18%を占めた。
世界陸連のセバスチャン・コー会長は「ソーシャルメディアの暴言は選手の精神衛生やパフォーマンスに破滅的な影響を与えかねない。前向きな変化を起こすために、この調査を役立てていきたい」としている。