春の四重奏心待ち 富山県朝日町舟川べりの桜開花
富山県朝日町舟川べりの桜並木が5日、開花した。10~12日ごろに満開を迎えると予想される。17日までの「あさひ舟川 春の四重奏」のイベント期間中に、桜とチューリップ、菜の花、残雪の山々が織りなす景色が見られそうだ。 堤防に約280本の桜が並び、近くの畑で地元農家がチューリップ22品種60万球、菜種油用菜の花2・2ヘクタールを栽培する。チューリップは品種ごとに順次開花し、菜の花は開花から約1カ月間咲く。5日は桜の花が少しずつ開き、チューリップは3品種が顔を出した。 昨年は過去最多8万8千人が訪れ、今年も混雑が見込まれる。周辺駐車場は平日のみ利用でき、土日曜はあさひ総合病院と町文化体育センターの臨時駐車場からシャトルバスを運行する。 6日夜に「かがり火の夜桜」を行い、8日からライトアップを実施する。町内の観光地を巡るスタンプラリーも企画している。実行委員会は「マナーを守ってお花見を楽しんでほしい」と呼びかけている。