平野紫耀に続いて岸優太も Number_iは常に進化を体現している――広告塔としての大役を務められる理由
Number_i、広告起用に繋がっている理由は?
立て続けの出演の理由はもちろん、単純な売上増加への期待といった意味もあるだろう。一方で、彼らが携わってきた広告には、企業が伝えたいことを体現しているからこそ起用に至っているものが多い。 たとえば、今回岸がイメージキャラクターを務める「ヒビケアパッド」は、“新しい”商品であり、既存シリーズの課題を解決するために“進化”した商品でもある。岸を含め、Number_iもまた、新しい挑戦を重ねながら、これまでに成長という名の進化を遂げてきたのだ。 「本当に自分が進みたい道を考え、選択してほしい」という願いが込められているデジタルハリウッド大学のブランドメッセージや、「なりたい髪、あなたの望む髪」を叶えることを意味する「Hair you want」がコンセプトの「Wonjungyo Hair」も同様で、広告の前向きなメッセージと、自らの意志で力強く進み続ける平野自身とが重なる部分があるのだ。 新たなプロモーションを手掛ける際、企業は商品やサービスの認知、ブランドイメージの向上といった、大きな変革を求めて広告の内容を構想したり、イメージキャラクターを起用するものだろう。商品やサービスを手にする人たちも、悩みへの解決や新しい体験といった、何かしらの変化を望んでいるもの。Number_iの新しい風を吹かせるような勢い、大きな目標に向かってひたむきに取り組む姿勢といったポジティブな姿は、数々の広告起用に繋がっている理由のひとつに思う。 平野に続く岸の単独広告起用で、個人での活動も徐々に増えている印象だ。すでに多くのCM出演やアンバサダーを務めている平野はもちろん、岸も今回を機に多方面での活動に期待できるし、ジュエリーブランド「MIKIMOTO」の海外イベントや「MotoGP日本グランプリ」出席といった個人での活躍が記憶に新しい神宮寺も、単独の広告出演、そして個人活動もそう遠くないように感じている。 グループとしても、個人としても、今後ますます活動の場が広がっていくように――。冬の足音を感じながら、そんなことを思う日々である。
かなざわまゆ