EU、重要鉱物の共同購入プラットフォーム開発業者選定へ
Eric Onstad [ロンドン 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、重要鉱物の共同購入プラットフォームの開発業者を募ったところ8社から応募があり選定に入っている。書類や消息筋の話で明らかになった。 EUは、グリーン移行に不可欠となる鉱物を有利な条件や価格で購入するため、共同購入メカニズムを計画している。 消息筋によると、年末までにプラットフォーム開発業者と契約し、来年初頭には個別商品ごとのプラットフォーム開発に着手する方針だ。 ロイターが閲覧した書類によると、契約を勝ち取った企業には約900万ユーロが支払われる。 応募したのはデロイト、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)など8社。 EUではことし5月、重要鉱物の中国への依存を弱めて域内生産・処理を増やすことを目的とした「重要原材料法(CRMA)」が発効しており、共同購入メカニズムはその重要な要素。