森田剛主演「劇場版 アナウンサーたちの戦争」8月公開 橋本愛、高良健吾、安田顕らが共演【コメントあり】
森田剛らキャスト陣のコメント
<森田剛(和田信賢役)コメント> 終わった話ではなく、今生きている自分たちの話だと思います。 言葉の重さ、命の重さを受け取ってもらいたいです。そして多くの人の目に触れてほしいと思っています。 <橋本愛(和田実枝子役)コメント> このたび映画館で上映されること、心からうれしく思います。 戦争のために、私たちの命も、メディアも、全てが支配されることの恐ろしさ、そして憤りを感じながら演じたことを思い出します。 今も世界を見渡せば、そのあまりの残酷さに胸が張り裂けそうになります。 スタッフもキャストも、きっと全員が全身全霊を込めて取り組んだ作品です。 どうか届きますように。 <高良健吾(館野守男役)コメント> 言霊(ことだま)という言葉があるように、言葉にはすさまじい力があります。 その言葉がどのように扱われ、利用され、皆が信じていたものが崩れていったのか。この作品に関わることで、役を演じることで、自分自身苦しい思いをしたことを今でも思い出します。 今は結果が分かっているからこそ、戦時中のことをさまざまな考えで、言葉で意見することができますが、当時生きていた人たちは今を必死に生きていくしかなかった。 「アナウンサーたちの戦争」は今の世に必要な作品です。 アナウンサーという職業を選ばなかった、遠くに感じている方にも響くものが必ずあります。 当時放送されたものとは違う編集で劇場公開されます。 ぜひ劇場でご覧ください。 <安田顕(米良忠麿役)コメント> “言葉”という、誰もが持っているものが人を救ったり、時には凶器になったりすることを突き付けられる作品です。 学徒出陣。かつて、旧国立競技場で行われたそのイベントの実況を拒否したアナウンサー役の森田剛さんが、誰もいない雨の中、魂の言葉を吐露する箇所があります。この作品のその一片に、そこの森田剛さんの魂の芝居に、心打たれました。学徒が、出陣したんです。子供を、出兵させたんです。人を、殺しに行かせたんです。 そこに、右も左も、上も下も、ありません。それを肝に銘じたはずの戦後80年のただ中に、この国のわれわれは生きています。この作品が届いてほしいと願うのは、とにもかくにも、その一片に至るシークエンスです。 あの瞬間を遺そうとする森田剛さんの演技です。嘔吐に至るほどの言霊をぶちまけるあなたの芝居に、感情を揺さぶられました。ありがとう!!! 私的な言葉を、公に伝えてしまい、すみません。いつかメールアドレス教えてください(笑)。日常の何げない言葉の積み重ねに、その先があります。争い事が他人事ではなくなってきた現代だからこそ、過去を知り今を見つめ、未来を考えるきっかけになることを願います。ぜひ、劇場でご覧ください。 <大東駿介(志村正順役)コメント> 戦争が過去の話ではない、他人事ではすまない“今”を生きる人間として、放送に携わる人間として、痛いほど、恐ろしいほど感情移入した作品です。 アナウンサー志村正順氏のアナウンス音源から伝わる当時の“今”をしっかりこの作品に宿したつもりです。ぜひ劇場で受け止めていただきたいです。 <浜野謙太(今福祝役)コメント> 『おかえりモネ』でご一緒した一木(正恵)さんからは並々ならぬこだわりを感じた。僕は主立った役ではないが全力で付いて行こうと思った。行き着けば、自分たちへの痛烈な批判になりうる表現は痛々しいけど、ダイレクトに人の心を打つと思う。この作品がそうだ。そこにはやり残された反省、現在の僕たちにも身につまされることがあるからだ。 脚本を読んだ時、涙が止まらなかったし撮影時は幸せだった。 ここに参加できたこと、とても光栄に思います。 <水上恒司(朝倉寿喜役)コメント> ドラマから劇場版へ。このような流れになった作品に携わったのは今作品が初めてであり、改めて作り手と見てくださる多くの方々のパワーを感じました。私事でありますが、特攻隊員の役を人生で3度演じさせていただきました。戦争を語る上で特攻隊員は切っても切れない存在ですが、まだまだフォーカスを当てるべき存在はたくさんあると考えます。今回はアナウンサー、です。和田信賢の壮絶な葛藤を体感してください。 <藤原さくら(赤沼ツヤ役)コメント> 圧倒的な「声の力」「言葉の力」を前に、当時の人々が突き動かされていくのを丁寧に描いたドラマが映画になりました。あの力強いアナウンサーたちの声やまなざしを劇場で目の当たりにすることで、より深いところまで優しさも、恐ろしさも、胸に染み渡っていく体験になると思います。 私が演じたツヤは、厳しい戦争の中、最後まで諦めずに女性のアナウンスを届けようとした女性でした。強く、カッコよく、しなやかなツヤのように私もありたいです。ぜひ劇場で。 <中島歩(川添照夫役)コメント> この作品が描く時代から現在に至るまで、報道というものは実に多様に姿を変えていきました。しかしその本質は変わっていないように感じます。それどころかその影響力や効果はますます強くなっているのではないでしょうか。 この作品は現実に起きたことに基づいています。僕はこの作品に関わったことで報道の危うさを感じ、報道と自分の関係を改めて考え直しました。戦争の影響が広がる今にこそぜひご覧になってみてください。 <渋川清彦(長笠原栄風役)コメント> それぞれの武器で、それぞれのやり方で闘っていく。銃や戦車や爆弾ではなく。当時のことを想像したり今も残っている音に少し触れてみたりと、 勉強になりました。そしてまた素晴らしい監督に巡り合え、またひとつ財産が増えました。最後に、戦争のない世になりますように。 <眞島秀和(並河亮役)コメント> メディアに関わる先人たちの苦しみを描いた本作に参加できたことは、俳優として光栄です。 劇場での上映も楽しみにしております。 <遠山俊也(中村茂役)コメント> 改めて見ました、「エンターテインメントとして面白い! 楽しんでください!!」 と単純には言えませんでした。登場人物はみんな良かれと思って行動している、良い方に向かえと言葉を発している。悪い人はひとりもいないのに悪魔は生まれてくる。でも私は、この後味の悪さを感じていたい。「信用できる言葉」とはなんなのかを考えたい。当時よりさらに深刻で複雑で難解かもしれない今、現在だからこそお薦めしたい真実の作品です。 <古舘寛治(松内則三役)コメント> 劇場公開おめでとうございます。このような意義深い作品がテレビ放送だけでなく劇場でも公開される。素晴らしいことです。人は個人では誰もが戦争を嫌うのに、それが社会になるとやがて戦争に傾いていき、個もそれに加担し協力せざるを得なくなる。その不可思議を誰もが考え続けることが大切なのではないか? それを促す役目を物語は担える。そんな作者の気概が伝わってくるような作品です。ぜひ! <小日向文世(下村宏役)コメント> ラジオは、困っている人に呼びかけられる、知らない国の知らない人たちにいろんなことが伝えられるという思いで始まり、アナウンサーたちが「前畑(秀子)頑張れ!」のオリンピック中継など華々しく活躍するようになりました。一方で、アナウンサーたちが戦争という時代に巻き込まれ、散り散りになっていく歴史もありました。戦争がなくならない今の時代だからこそ、いろんな思いで見ていただけたらと思います。
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