「数か月ですべてを失った」鎌田大地のアジアカップ招集外、イタリアで驚きの反響続く「ローマでの5か月が致命的に」
「日本人選手が残ったことで、戦略に変更はないだろう」
8月に入って新天地が決まったとき、まもなく開幕するアジアカップを鎌田大地が戦わないことになると想像した人はどれだけいただろうか。 【PHOTO】アジアカップに挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介! 日本代表が1月1日にアジアカップの招集メンバーを発表し、鎌田は選外となった。森保一監督は招集しなかった選手たちについて、個別に述べることは避けると話している。 昨季いっぱいでフランクフルトとの契約が満了した鎌田は、当初ミランへの移籍に近づいていたが、最終的に契約には至らず。チャンピオンズリーグ出場を重視していた選手は、昨季のセリエAで2位となったラツィオに入団した。 だが、戦術家として名高いマウリツィオ・サッリ監督の下で、鎌田は思うようにインパクトを残せていない。開幕当初こそ先発出場したが、早々にポジションを失うことに。今季はここまで公式戦21試合で1得点・1アシストにとどまっている。スタメンに名を連ねたのは11試合のみ。フル出場は2試合だけだ。 この状況でアジアカップのメンバー外となり、イタリアの有力紙『Corriere dello Sport』は「カマダは数か月ですべてを失った。代表も、だ」「ローマで過ごした5か月が致命的だった」と驚きをもって報じている。 ルイス・アルベルトが負傷で1月中旬まで離脱見込みのラツィオは、鎌田もアジアカップ出場で離脱する場合に備え、冬の移籍市場でのインサイドハーフの獲得が噂されていた。 Corriere dello Sport紙は「日本人選手が残ったことで、戦略に変更はないだろう。チャンピオンズリーグ出場権を目ざすサッリ監督を助けるために、さらなるインサイドハーフの獲得を目ざすつもりだ」と、鎌田がアジアカップに出場しなくても、ラツィオは補強に動くのではないかと伝えた。 「中盤はひとり選手を失うはずだったので、(鎌田の招集外は)役立つ。それがサッリに必要なインサイドハーフの加入という補強を止めるのであれば、より役には立たない。そうなってはならない」 一方で、鎌田がチームに残ることになり、ラツィオの中盤強化はなくなったと報じるメディアもある。鎌田自身の去就も取りざたされるなか、冬のマーケットでラツィオがどう動くのか注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 「驚きの決定」「モリヤス監督の意外な選択」鎌田大地のアジア杯メンバー落選にイタリア騒然!「予想していた人はほとんどいなかった」
- 「日本は敬意を欠いている」古橋亨梧のアジア杯落選にセルティックサポは驚き!「マエダとハタテを選び、キョウゴを選ばないのはバカげている」
- 【森保Jアジア杯メンバー26人の序列】三笘、久保、伊東が並ぶ“魅惑の2列目”がついに実現へ。1トップは上田が軸
- 「強制的に行くしかない」「リーグ中の開催は残念」久保建英がアジアカップでの離脱に“本音”。一方で「母国を代表するのは素晴らしい」とも
- 「モリヤスは驚くべきことにタナカを外した」田中碧のアジアカップ選外にドイツ衝撃!「日本代表では常に成功」「デュッセルドルフには予想外の朗報だ」