上野動物園でライチョウの飼育繁殖へ /東京
東京動物園協会は25日、上野動物園で国の特別天然記念物・ライチョウの飼育繁殖に取り組むことになった、と発表した。 ライチョウは絶滅危惧種。東京都(恩賜上野動物園)、富山市(富山市ファミリーパーク)などはこれまで、ライチョウ保護増殖に取り組んできた。このたび、「種の保存法」に基づき、国の計画のもと保護繁殖の取り組みが行われることとなった。 今後、ライチョウの飼育下繁殖技術の確立を目指すとともに、動物園などでの普及啓発を進める。 同協会によると、日本に生息するライチョウは、世界に分布するライチョウ(23亜種)の中で、最南端に隔離分布する亜種。日本列島が地続きであった最終氷期に大陸から移りすんだものとされる。