【速報】十島村・口之島沖で座礁、韓国籍ケミカルタンカーの船体が折れる
鹿児島県十島村の口之島沖で韓国籍ケミカルタンカー「キョヨン・パイオニア」(2577トン)が座礁した事故で、第10管区海上保安本部は16日、船舶所有者が手配したサルベージ会社からタンカーの船体が折れたと報告があったと発表した。 【写真】【速報】十島村・口之島沖で座礁、韓国籍ケミカルタンカーの船体が折れる
10管によると、タンカーは船橋上部と船首のみが海面上に出ている状況となっている。強風注意報と波浪注意報が出ていた。 10管は15日、サルベージ会社が、船内に残っていた重油 の抜き取り作業を終えたと発表していた。積み荷の化学物質「シクロヘキサン」を運び出す日程は決まっておらず、引き続き現場付近に近づかないよう呼びかけていた。 頭痛やめまいを引き起こす可能性があるシクロヘキサンは、16日午前9時現在、口之島沿岸部の計測で検出されていないという。 事故を巡っては鹿児島区検がこれまでに、業務上過失往来危険の罪で船長の韓国人男性(62)を略式起訴し、鹿児島簡裁が罰金30万円の略式命令を出した。
南日本新聞 | 鹿児島