式部とのゆかり大河で知って 「千代鶴の館」で再放送上映
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で注目されている主人公の紫式部と福井県越前市のゆかりを観光客に広めようと、同市の越前打刃物振興施設「越前千代鶴の館」が、館内モニターで毎週土曜午後のドラマ再放送を上映している。 施設を管理運営する越前打刃物産地協同組合連合会の三好栄事務局長が「紫式部は越前市のブランドを物語る大きな資源」ととらえ、刃物製造の動画を紹介しているモニターを使って1月27日から始めた。 第4話が再放送された2月3日は、施設見学の前後にモニター前に座ってドラマに見入る人たちの姿が見られた。市内の女性は「藤原家と紫式部の関わり方がどうなっていくのか気になる」とストーリーを楽しんでいた。 三好事務局長は「せっかくの大河ドラマだから、越前市を『式部のまち』としてもっとアピールしたい」と話していた。