笛木優子さん(44歳)第1次韓流ブーム時に活躍していた笛木さんが、昨今の韓流ブームに感じることとは|STORY
「冬のソナタ」が大ヒットし、初めて日本で韓流ブームが訪れてから早20年、今は第4次韓流ブームと言われています。ドラマや映画、K-POPなどのエンターテイメント以外にも、コスメ、ファッション、美容、料理など、今や日本人の生活になくてはならないものになっています。 韓国が「近くて遠い国」と呼ばれ、日本人にはあまりなじみがなかった頃に韓国へ渡り、芸能活動を始めた笛木優子さん。第2回目は、第1次韓流ブーム時に活躍していた笛木さんだから感じる、昨今の韓流ブームについて伺いました。 【写真あり】笛木優子の魅力あふれる笑顔が満載!ピンクのデニムコーデが可愛すぎる!
韓国滞在中に日本では空前のヨンさまブーム
私が韓国に行く前は、韓国といえば「プルコギ」と「あかすり」のイメージでした。周りの友達で韓国に興味がある子もいなくて、私が韓国が好きと言っても全然理解してもらえませんでした。それが、韓国で活動を始めて2、3年後、日本で「冬のソナタ」が放送され、爆発的な韓流ブームが起こっていたんです。ある時、日本に一時帰国中、電車のつり革広告に「ヨンさま」の事が大きく載っているのを見て、最初は「え??ヨンさま???誰??」と分からなかったんです。ぺ・ヨンジュンさんの事だと知って、日本でこんなにも大きな話題になっている事に、とにかく驚きしかありませんでした。その後、私が出演していた韓国ドラマ「オールイン 運命の愛」(イ・ビョンホンさん主演)もNHKで放送されることになり、本当に信じられない気持ちでしたし、そこから逆輸入的に私のことも日本の方たちに知ってもらえるようなり、嬉しかったですが、とても不思議な感覚でした。
韓国は日本に憧れていた部分も多かったです
韓国では、1990年代に日本の音楽や映画などの大衆文化がやっと解禁され、私が韓国にいた時も、日本人歌手や俳優さんの話題もよく出ていたし、日本の電化製品や化粧品も富裕層にとても人気がありました。X-JAPANや木村拓哉さん、中山美穂さんはとても人気でした。 当時日本は“最先端”というイメージも大きくて、日本で勉強してきた美容師がいるヘアサロンは値段も高く人気でしたし、私が日本で買った服を着ていたら「今はそういう服って韓国では流行ってないけど、大体2年後に流行るんだよね」と言われていました(笑)。 それが20年後、韓国が憧れる国になっているとは、その時は夢にも思いませんでしたが、日本や世界の皆さんが韓国の良さを知ってくれたのはとても嬉しいです。