米雇用統計、低調な内容なら株安リスク高める可能性-ハートネット氏
(ブルームバーグ): 3日発表の米雇用統計の結果が低調な場合、スタグフレーションのシグナルとなり株安の可能性が高まる。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏が指摘した。
ここ最近の米経済指標は、インフレと労働コストが高止まりしている時に成長の鈍化を示唆するスタグフレーション的な内容だとハートネット氏は述べる。同氏によれば、4月の非農業部門雇用者数の増加が12万5000人を下回り、平均時給が前月比0.4%を超える伸びを示せば、それは「スタグフレーションのリスクオフ・ポイント」となる可能性がある。
その一方で雇用者数が22万5000人以上増加し、平均時給が0.2%未満の上昇となった場合、「ゴルディロックスとリスクが戻った」と解釈されるだろうと同氏はリポートで述べた。
原題:BofA’s Hartnett Says Soft US Jobs Raise Selloff Risk for Stocks(抜粋)
--取材協力:Thyagaraju Adinarayan.
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Sagarika Jaisinghani