BNPパリバ、ジュネーブで最大150人削減を検討-関係者
(ブルームバーグ): フランスの銀行BNPパリバは、スイスのジュネーブで最大150人を削減することを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、コスト削減と業務合理化を図る。
同行は人員削減について複数の従業員代表と協議を行っており、そのプロセスは数週間続くことになると、関係者の1人が述べた。人事に関する情報を話しているとして、匿名を条件に語った。どの職種が影響を受ける可能性があるかを言うのは時期尚早だが、バックオフィスと情報技術(IT)関連が含まれ得るという。
BNPパリバのウェブサイトによると、ジュネーブを含めたスイス全体の従業員数は1000人余り。人員削減数が少なくなる可能性があるほか、一部の従業員が再配置されることもあり得ると関係者は話した。
同行はジュネーブの従業員代表らと協議を開始したことを電子メールで認めた。「継続的な組織適応の一環」だとしているが、詳細は明らかにしなかった。
BNPパリバはスイスでの事業機会も追求しており、法人・機関投資家向けバンキングやウェルスマネジメント業務を拡大する計画だ。
原題:BNP Weighing Up to 150 Job Cuts in Geneva to Slash Costs (2)(抜粋)
--取材協力:Alexandre Rajbhandari.
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William Shaw