沖縄で自動運転バスの実証実験 24年度中、NECと第一交通
NECとタクシー大手の第一交通産業(北九州市)などは28日、沖縄県豊見城市で自動運転バスの実証実験を2024年度中に始めると発表した。各地の路線バスでは運転手不足が懸念されている。自動運転の実現で住民や観光客の移動手段確保につなげる狙い。 実証実験は市内の全長約12キロの区間で行う。自動運転は自動化の度合いで区分があり、当初は運転操作の一部をシステムが担う「レベル2」で実施。最終的には特定の条件下で無人運転が可能な「レベル4」を目指す。 実験で実用化に向けた安全性や課題を確かめ、将来的には市内の路線バス全域での自動運転を目指す。NECは、遠隔監視のシステムなどを担当する。