【RIZIN.48】2年5か月ぶりの防衛戦で王者サトシが瞬殺TKO勝ち
9月29日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで『RIZIN.48』が開催され、メインイベントで2年5か月ぶりに行われたライト級タイトルマッチは、王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル、ボンサイ柔術)が、ルイス・グスタボ(ブラジル、EVOLUCAO THAI)を開始ゴングからわずか21秒で瞬殺TKOに沈め、3度目の防衛に成功した。 【ライブ速報・動画】本誌サイトでの『RIZIN.48』リアルタイム速報で、細かい試合経過やフィニッシュシーン動画も紹介中 2021年6月にトフィック・ムサエフ戦でRIZINライト級王座を手にしてから、2度の防衛を果たしてきたサトシだが、静岡県を拠点にするボンサイ柔術の盟友クレベル・コイケとともにRIZIN代表としての立場が高まり、2022年から2023年にかけて、Bellatorとの対抗戦に組み込まれた。 2023年7月の『超RIZIN.2』で、AJ・マッキーの代役として試合の1週間前のオファーを受け、パトリッキー・ピットブル戦に出場したが、この試合で準備不足も重なり敗北。さらにこの時の拳の負傷が長引いたことも重なり、ライト級のタイトル戦の間隔が大きくあいてしまうことになった。公開計量前の調印式で「わたしのせいじゃないよ」とサトシがぼやいたのはそのためだ。 一方、挑戦者ルイス・グスタボは、RIZIN参戦約6年でタイトル挑戦が実現。近年は怪我も多く、まさにようやく報われた苦労人だけに、戦前はRIZINファンからの「どちらにも勝って欲しいし、負けてほしくない」と悩ましいコメントが見られた。 しかし、サトシにとっても待望の防衛戦。開始ゴング直後、牽制の右ミドルキックをキャッチされたサトシは、それを見越したように右フックが決まった。明らかに効いたグスタボがよろけながら後ろに逃げるや、追撃の左、続く右ストレートがアゴにクリーンヒット。3発目の左はグスタボが倒れて空を切ったが、すかさずパウンドでダメ押したところでレフェリーストップ。試合開始からわずか21秒。息をつく暇なく王者が試合を決めた。 試合後はいつも号泣するサトシだが、今回もプレッシャーに悩まされたことを告白しつつも、神(ジーザス)に感謝し、結果的にベルトを再び腰に巻き、嬉し泣きとなった。 スポーティングニュース本誌サイトでは、『RIZIN.48』後半第8試合からメインイベントのホベルト・サトシ・ソウザvsルイス・グスタボまでリアルタイムで速報した。試合経過のほか、RIZIN公式のX投稿によるフィニッシュシーン動画なども紹介する。
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