福島県郡山産の食材で絶品の商品を 福島大生 食品工業協組で意見交換 開発品試食や官能試験
福島県の福島大食農学類の3年生は、郡山市特産品のナシやブランド野菜を使った加工品の開発に取り組んでいる。1日、市内の郡山食品工業団地協同組合で関係者と商品化などに向けて意見交換した。 学類と郡山市が連携した「農学実践型教育プログラム」の一環。市の魅力発信や就農者促進を目的としている。学生は経営班と食品科学班に分かれ、商品の開発やPRに取り組む。 1日は、郡山製餡の佐藤裕文社長、渡辺高弘工場長、組合の白木貴専務理事、市職員らが参加した。経営班はナシと郡山製餡のあんを使ったスムージーを作り、試食した。ナシの香りを強くするため、皮を活用する案などが出た。 食品科学班は普通のトウモロコシとブランド野菜「とうみぎ丸」で作った天ぷらやスコーンなどを持ち寄り、五感で品質を判定する「官能試験」を実施した。とうみぎ丸の方が水分量が多く甘みが強いとの意見が多かった。 両班は10日に市内で開かれるイベントで、来場者に開発品の試食などをしてもらう予定。
(郡山版)