【ノア】清宮海斗がWAR DOGSゲイブ・キッドを倒して初防衛もYOICHIが宣戦布告
<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇16日◇横浜BUNTAI メインイベントでGHCヘビー級王座戦が行われ、王者・清宮海斗(27)が、BC WAR DOGS(新日本プロレス)からの刺客ゲイブ・キッド(27)を変型シャイニングウィザードで沈めて初防衛を果たした。 清宮は場外も使ったゲイブのラフファイトを真っ向から受けて立ち、ゲイブに場外でエルボースマッシュをたたき込んで、さらに観客席のイスにたたきつけた。 ゲイブは途中で、あろうことかノアの名物外国人リングアナ「G-man」に場外でブレーンバスターを浴びせるなど極悪非道ファイトを展開。清宮も頭突きで額の傷口から再び流血させられた。 だが清宮はゲイブをコーナーに激突させ、さらに硬いエプロンにゲイブをタイガースープレックスでたたきつけた。 清宮はゲイブにつばを吐きかけられるとキレ、スピアータックルからゲイブにつばを吐きかけ返し、さらに張り手の打ち合い。ケンカファイトでも渡り合うと、最後は武藤敬司氏が見守る前でゲイブに後方から、前方からと、連続でシャイニングウィザードを決めて3カウントを奪った。 清宮が試合後「みなさんの熱い応援のおかげで、ベルトを汚したゲイブのクソ野郎をぶっ倒すことができました!」と叫ぶと、大きな「海斗コール」が巻き起こった。さらに「ゲイブ・キッドに2005年のノアの勢いはどこいったとか言われたけど、オレは今のノアに誇りがあります。だからこれからもみなさんに清宮の闘いでノアが1番だと誇ってもらえるような闘いを見せていきます」と約束した。 しかし、清宮のマイク中に海外遠征中だった稲村愛輝が登場。英国でYOICHIとなった稲村は「次はオレ、YOICHIが挑戦するぜ!」と清宮にGHCヘビー級王座挑戦を直訴した。 清宮が「YOICHI、海外から戻ってきてすぐに取れるほど、このベルトは甘くねえぞ。GHC挑戦? 100年早えんだよ、オイ! ただ、今日ここに出てきたお前の気持ちだけは認めてやるよ。取れるもんならオレから取ってみろ」と叫ぶと、いったんリングを後にしようとしていたYOICHIが再び清宮に歩み寄り、手を差し出した。 清宮が握手をしようとすると、YOICHIは無双(相手の胴体を抱え上げて背中からマットにたたきつける技)で清宮をたたきつけ「生ぬるい革命家気取ってんじゃねえよ。お前ぶっ倒して、新しいノアの夜明けの始まりじゃあ!」と宣戦布告。弓を引くポーズで清宮を威嚇してから去っていった。