刑務所にパソコン室や音楽室…“全国初”札幌刑務所で新事業 精神的な障害のある受刑者の社会復帰を支援 外部の医療機関と連携 5月中旬本格的に開始
UHB 北海道文化放送
全国初の試みです。 札幌刑務所で精神障害のある受刑者に社会復帰のための支援を行う新たなモデル事業の全貌が公開されました。 パソコン室や音楽室。ここは学校ではなく刑務所の中です。
この事業は精神障害のある受刑者に対し、外部の医療機関などと連携して適切な治療や訓練を行い社会復帰を目指すもので、全国初の取り組みです。 札幌刑務所によりますと、精神障害があると診断された受刑者はそうではない受刑者に比べて再犯の可能性が高い傾向にあります。 こうした問題を受けて、個々の特性に合わせて支援を行える事業が札幌刑務所で始まりました。
これまで集団で生活していた場所を教室や面談室に変え、実際の医療機関でも行われている作業療法などを受けられます。 「公平とか公正を意識するのが今までの刑務所では第一というか、(受刑者が)何が必要で何をしないといけないのかが今後大事になる」(札幌刑務所 馬場将宏統括矯正処遇官) 5月中旬にはプログラムを本格的に開始し、2024年度中には20人の受け入れを目指したいとしています。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 「借金を返すため金が必要だった」別事件で刑務所に収監中の41歳男を逮捕―営業時間外に居酒屋のドア破壊し“現金8500円”盗む 防犯カメリレー捜査で浮上
- SNSで闇バイトを募り強盗や特殊詐欺などを繰り返す「匿名・流動型犯罪」トクリュウ対策にあたる新部署が北海道警察に発足
- 北海道警「闇バイト」など特殊詐欺繰り返す 通称“トクリュウ”取り締まる専門部署新設 SNS書き込みのパトロール・詐欺グループの実態解明 摘発へ
- 地域にタブレット150台贈呈→高齢者へ"当面"無料で貸与「健康管理&お買い物情報も提供」新・さっぽろモデル事業がスタート 北海道札幌市
- 【速報】札幌市の地下鉄 タイヤがパンク ホイールが"グニャリ"…「北24条~麻生」駅間が"終日運転見合わせ"に…23日朝の運行再開目指す