「紅白視聴率30%割れ確実で思わぬ飛び火か!?」NHKが頭を悩ませる日本新聞協会との"軋轢"とは
新しい学校のリーダーズ、Ado、ano、伊藤蘭、MISAMO、大泉洋、キタニタツヤ、すとぷり、Stray Kids、SEVENTEEN、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLE。 【初体験】「アレ、本当に苦手なんです…」熱烈なオファーを断った浜辺美波 先日発表された、第74回NHK紅白歌合戦(12月31日午後7時20分スタート)の初出場歌手だ。紅組5組、白組8組の計13組が初出場。旧ジャニーズ事務所の所属歌手が出場しないこともあり、一気に世代交代が進んだ。…と思いきや、平均年齢は逆にアップ。新陳代謝が進んだわけでもない。伊藤蘭と大泉洋を除けば、いわゆる世論調査での認知度は2~3割といったところだろう。 それでも、同局幹部は会見ではいつもの言葉を口にする。出場歌手の選定について「今年の活躍と世論の支持、番組の企画、演出に合うかの3つです」。旧ジャニーズ勢が出場しないことについては「NHKの全体方針に沿って進めた結果だ」と強調し、「ジャニーズ枠などというものはない」とまで言い切った。 3年前、旧ジャニーズ勢が白組出場歌手の3分の1を占め、「偏りすぎているのでは」との記者の質問に「今年の活躍…」との同じ文言で返答していた。スポーツ紙のNHK担当記者が語る。 「NHKの現場サイドは、スノストの2組は出場させるつもりでした。今年の活躍の点からみれば、彼らを落としたら、ほかの出場歌手はもっと活躍しているということになりますから。 だから、そんな観測気球の記事も書かれていた。ところが、NHKの理事らは番組よりも、旧ジャニーズ勢を出場させることによる世論や政界からの批判を受けることへの、リスクヘッジを取ったのでしょう。事前に今年は無理だが、その分、来年は、といった話し合いはされているかとは思いますが」 懸念されるのは視聴率だ。いまどき、世帯視聴率がニュースになるのはスポーツの大イベントと紅白だけになったが、それでも、昔からの比較として、NHKは紅白の世帯視聴率を気にする。受信料の徴収に影響するからだ。 昨年の紅白の平均世帯視聴率は第1部が31.2%、第2部が35.3%(共に関東地区)。放送関係者の間でささやかれているのは、第2部の30%割れだ。HUT(総世帯視聴率)も下降しており、なかば、必然のことなのだが、20%台となれば、いわゆる、並の番組に見えてしまう。計測方法が違うとはいえ、昭和の時代には81.4%の記録があるだけに、番組存続の是非論まで飛び出すことになってしまうのだ。