「海が変わって来ているのではないか」北海道南部のエビかご漁が不漁続き 名物ボタンエビが激減… その代わりに獲れだしたのがズワイガニ 予期せぬ大漁に漁師たちも戸惑い隠せず 北海道森町
UHB 北海道文化放送
一方、北海道南部の森町のエビかご漁では、かごにズワイガニが大量に入り、エビの水揚げが大きく減っています。
水揚げされる紅色のボタンエビ。 噴火湾での秋のエビかご漁が9月から始まっています。 しかし、様子を見てみると、エビではなくオオズワイガニが大漁となっていました。 「まったくダメだ」 「(この日取れたのは)20匹か30匹あったのか…」
「エビかごにズワイガニばかりで良くはない」 「海が変わって来ているのではないか」(漁師) この港では2023年からオオズワイガニが大量にとれはじめ、この日はカニ4.4トンに対し、エビはわずか68キロでした。 漁は11月ごろまでですが、記録的な不漁になる恐れがあるということです。
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