「フラガール」が出前授業 4月から福島県内全市町村で 大震災と原発事故の教訓伝える
福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」による出前授業「フラガールきずなスクール2024」が4月から始まる。現役ダンサーが県内全市町村の小学校を巡り、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を経験していない子どもに災害の教訓を伝える。 常磐興産の西沢順一社長が12日にスパリゾートハワイアンズで開かれた常磐グループの新年祝賀会で明らかにした。フラガールを養成する常磐音楽舞踊学院が今年で創立60周年を迎えるのを記念して企画した。 現役のフラガールが2人1組になり、4月から10カ月かけて各市町村の小学校を1校ずつ訪れる。小学3~4年生を中心に当時の状況を伝えたり、フラダンスを教えたりする。 西沢社長は「震災を直接知らない世代に恐ろしさや心構えを伝えたい」と述べた。