ドジャース大勝も大谷翔平は今季最悪タイの3三振 日本時間8日からは全米注目のヤンキース3連戦
◆米大リーグ パイレーツ7―11ドジャース(6日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) 【写真】絶好調で待ち受けるヤンキースの至宝 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが連敗を2で止め、同中地区4位のパイレーツ相手に同一カード3連敗を阻止した。初回にフリーマンが先制の8号3ラン。5回にはベッツが10年連続2ケタ本塁打となる10号3ランを放つなど、打線が意地を見せた。 「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(29)は3試合連続安打を記録したが、6打数1安打。今季3度目で最悪タイの3三振を喫し、4試合連続の複数三振となった。 先発左腕・ファルターとは初対戦だった。初回無死一塁の第1打席は右前打で3試合連続安打。ライナー性の打球を右翼・オリバレスがダイビングキャッチ。一塁走者・ベッツはダイレクト捕球か、ワンバウンドだったのか判断がつかず、一二塁間をウロウロし、結局一塁に戻った。一塁の前で大谷も困り顔。送球は二塁にされていたが、ド軍のロバーツ監督がビデオ判定(チャレンジ)を要求。ワンバウンドしていたとして右前打となった。ベッツは二塁に進塁し、大谷も一塁に残ると、フリーマンの先制弾につながった。 大谷はその後、2回1死の第2打席は外角85・3マイル(約137キロ)スライダーで、4回1死一、三塁の第3打席も外角85・9マイル(約138キロ)スライダーで空振り三振と同様の球に苦戦した。7回1死の第5打席は3番手右腕・ニコラスの93・7マイル(約151キロ)のスライダーにバットが空を切り、3球三振。この日は変化球攻めにタイミングが合わなかった。 前日5日(同6日)の同戦では23年ドラフト全体1位のポール・スキーンズ投手(22)と初対戦。MLB公式サイトも特集を組んだ“怪物対決”は初回に3球連続直球で空振り三振に倒れた大谷が3回2死一塁で5試合ぶりの15号2ランをバックスクリーンに放り込んだ。100・1マイル(約161・1キロ)直球を打球速度105・6マイル(約170キロ)で打ち返し、昨季は月間15発を放つなど例年得意の6月に初アーチ。けん制球を受けて左太もも裏を打撲した影響もあり、やや不振に陥っていたが、スキーンズから5回にも右前打を放ち、同じく6月に入って初のマルチ安打と復調気配を見せていた。しかし、カード最終戦のこの日は快音は響かなかった。 7日(同8日)からは敵地でア・リーグ東地区首位のヤンキースと3連戦を迎える。大谷、ジャッジらMVP経験者の5人が集結し、全米中継が行われる注目のカード。初戦のド軍先発は山本由伸投手(25)。大谷とともにブーイングが予想されるが、「いつも通り」の投球で立ち向かう。
報知新聞社