「就職フェアひろしま」来春も学生に有利な売り手市場 就活生に対し企業が積極PR
広島ニュースTSS
若者の広島県外への流出が問題となる中、県内への定着へつながるのでしょうか?県内ゆかりの企業を集めた就職フェアが広島市で開かれています。 広島市南区の県立広島産業会館で開催されている「就職フェアひろしま」には県内に本社や事業所を置く企業が参加しました。 売り手市場の中、集まった企業は去年の104社を上回るおよそ120社、企業の担当者は真剣な表情で学生たちに会社の魅力をPRしていました。 【参加した企業は】 「建設業でして、業界的に言われているように担い手が少ない気がしています。興味持ってもらうところから始めようかなと思っています」 主催者によりますと、採用意欲の高い企業が増えている一方、応募する学生は減少していて、去年に引き続き学生に有利な売り手市場となっています。 【参加した大学生は】 「ちょっと苦手な分野に入ると大変じゃないですか。モチベーションが下がったら嫌だというので、自分に興味があるところ(分野)に就職したいですね」 「就職フェアひろしま」はあす26日も広島産業会館で開かれます。 <スタジオ> 【記者の目】 売り手市場と言われている就職活動ですが、企業側のPRが学生に働きかける姿勢にかわっているようなんです。 取材した向井記者によりますと 「企業は待っているだけだと学生に知ってもらえない」という状況に置かれていて、若者がよく使うユーチューブやティックトックなどで企業の情報を楽しく伝えるようにしたり、福祉系の企業は専門学校などで学んだ人が行くといった固定概念にとらわれず専門外の学生にも知ってもらおうとアピールしているとのことです。
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